スポンサーリンク

夫の胸ぐらを掴んで激ギレした時の話

忘れられないモラハラ事件簿

私は夫に対して、いつも消化しきれない想いを抱いてはいるものの、何気に夫にキレたことがほぼありません。

大体が、胸の奥底からジメっとした嫌な気持ちがジワリジワリと時間をかけて私の体中に広がっていく感じで、だから嫌な言動があったすぐ後というより、3日後とかの方が嫌な気持ちが大きいです。
あの夫の、後味悪い攻撃ってほんとスゴイです。
あの後味の悪さにコスパがあるとすれば、相当コスパ高いです。
めちゃくちゃ長持ちしますからね。

それに、もしキレてみた所でもっと嫌な事を言われるだろうし、きっと私がキレた理由もわからないし、わかろうともしないと思うので、わざわざキレなかったというのもあります。
だって、そんなのキレ損ですもん。

そんな私が、瞬発的に夫にキレた時の話を書こうと思います。

それは3年前の年末に夫の実家に帰る時に起こりました。
夫の実家は関東で、夫は実家に帰るのに車で帰りたい様でした。

でも夫の年末は連日の忘年会で、飲みすぎの超超寝不足で、体調不良なんです。毎年必ず。
だって同じ課の忘年会だけでも3回はしますから。
更に得意先、更に同じチームで数回、そして更に取引先、等々。
とにかく年末は仕事が忙しい上に飲みまくりで、その疲れきった夫が運転する車にまだ小さい息子を乗せて約10時間の長距離ドライブは不安でしかありませんでした。

なので私は車ではなく、新幹線か飛行機じゃないと帰りたくないと言いました。
夫はしぶしぶ、新幹線を選びました。

年末の新幹線はもちろん激混みです。
夫はその状況というよりも、新幹線がいいと言った私に対してイライラしている様でした。
そして到着した東京駅は想像を遥かに超えて混んでいました。
この人混みが嫌なのは、夫だけじゃない。私だって同じ、皆同じです。
でも夫は明らかに不機嫌になりました。
そして何故かそんな夫に気を遣ってしまう私。

夫の実家へは東京駅からあれこれ乗り継ぎして1時間半くらいで着きます。
夫は関東出身なので、東京駅からの電車の乗り継ぎなどは私の何倍も知っているし、私は地方都市出身なので東京の路線図は迷路でしかありません。
だけど、私が新幹線を選択した時点で、夫の切符を含め、私が滞りなく夫を誘導しなくてはいけません。ましてや夫を困らせる様な事があってはなりませんでした。


新幹線の切符で、乗り継ぎって出来るのかな…


そのレベルの事でさえ私はわかりませんでした。
切符の自販機にも入らない。
柱を見ると明らかに不機嫌な夫が立っていて、もちろん困っている私を夫が助けてくれるわけもなく《どの自販機なら乗り継ぎの切符が買えるの?全然わからないよ…涙》私は焦って駅の構内をあちこち走り回りました。

結局どうしてもわからなくて、夫の所に戻りました。
すると夫は大きなため息をついて、呆れたように「頼むよ」と言って、夫は代わりに切符を買いに行こうと、持っていた荷物を乱雑に私に渡してきました。

その時に夫のパソコンが入ったバックが、落ちたんです。


それを見て夫の怒りはピークに達したらしく、ついに私にキレてきました。
「おい!どうしてくれるんだよ!壊れたらどうするんだよ!」
あまりに理不尽でした。

でも私はそれ以上にキレました。
気がつくと私は夫の胸ぐらを掴んで、何と言ったかハッキリ覚えていませんが
とにかく「ふざけんな」という様な事を言ったと思います。

そして夫は、乗り継ぎ切符の買い方がわからない私にあんなに呆れた態度を取っておいて、夫もどうしたらいいのかわからずに戻ってきました。


私が困って走り回っている姿を、ただイライラしてじーっと眺めていた夫。
何故一緒に解決しようとしてくれないのか?
新幹線をチョイスしたのは私だけど、それでいいと最終的にOKしたのも夫なはずなのに。
私の手柄は全て夫のものなのに、私達の身に起きたミスやトラブルは全て私の責任。


胸ぐらを掴まれて、夫は動揺して、その後少しだけ優しくなりました。
きっとこの種類の人は小心者が多いと思うので、こちらがキレると案外優しくなるのかもしれません。

3年前の年末の東京駅で、胸ぐらを掴んでキレているのを見た方がいましたら、それは間違いなく私です。笑

コメント

  1. 裕華 より:

    よーくわかります。腹立たしいこと、
    わたしも若い頃はそうでした。
    どうしてわかってくれない?
    歳を重ねるとちょっと斜めからみるように
    なり、腹立たしいこと減りました。

    • toko より:

      コメントありがとうございます。
      斜めから見る。
      確かに私が真っ直ぐに受け止めるからしんどくなるんですよね。

      裕華さんは離れずにずっと一緒に過ごしておられるんですね。
      私は夫と一緒に過ごすための工夫や努力をする気持ちがなくなっています。泣

タイトルとURLをコピーしました