モラハラ夫の子育て法５～HIKAKIN事件終章～

HIKAKIN事件今までのポイントまとめ
・息子にYouTube（HIKAKINの動画含め）を見せてはいけない
・息子にゲームをさせてはいけない
・夫は直接息子に怒ることはない（代わりに私を責める）
・私はほぼ徹底して息子にYouTubeを見せない様、ゲームしない様守っていた

ところがですよ。
別居する前、家で三人で過ごしていた時の事。息子は夫に「遊んで！」とせがみました。
息子の「遊んで」は戦いごっこかレゴです。
でもどちらも面倒でしたくない、しかも息子に寄り添って“したくない遊び”をする器量も持ち合わせていない夫がとった行動は、

“ゲームをする”でした。

うちはAmazonFireStickがあるので、それで簡単なゲームをTVで出来るんですけど、なんか車のレースの様なゲームを息子に一緒にやろうって言い出したんです。だってゲームしてたら楽ですもんんね。ダラダラして寝っ転がったまま動かなくても出来る遊び。

でもさっきのポイントを思い出して下さい！

私には「息子にゲームをさせるな！息子が引きこもりになったら、オタクになったらお前のせいだぞ」と私に責めておいて、自分は息子と遊ぶのが面倒な時ゲームで解決するんですよ。
そもそも夫は息子と遊ぶ時間なんてほとんどないのに。
私は「ゲーム」という手段が無くなった分、息子と色んな遊びをして埋めてきた。そして「ゲームしたい」という息子を一生懸命宥めて来たのに。私が息子とゲームしたら責めるのに。

自分は息子と遊ぶのが面倒だからって、ゲームするんですよ。
そしてまた息子の脳には「パパはゲームを許してくれる」という事がインプットされました。

私はその光景を見て、夫に文句も何も言う事はありませんでした。
ゲームを推奨する訳ではありませんが、日々の育児の生活で“ゲーム”という選択肢が増えるとちょっと楽なんです。楽するな！って思われる方もいると思いますけどね。
だから、夫にも「ゲームすると楽だね！たまにはゲームでコミュニケーションもいいか！」って思って欲しくて何も言いませんでした。

ゲームやYouTubeに関してはそんな感じのまま別居しました。

息子は私と二人で暮らし始めても、YouTubeが見たいとかゲームしたいとはほとんど言いませんでした。そして週末にパパに会うと、息子はパパがゲーム好きだと思っているのでHIKAKINとかYouTubeの話を嬉しそうにするんです。

見てないし、してないのに！泣

まるでいつもゲームしているかの様に話す息子…
誤解されちゃうじゃん…息子よ…やめてくれ…私の努力が泡になるじゃん…泣

そしてついに夫は
「もう絶対ゲームとかさせるな！HIKAKINの何がそんなに面白いんだ？俺は全然わからない！タブレットは俺が回収する！このままじゃサトルの将来はヤバいぞ！わかってんのか？！」そう言ってプンプン怒って帰って行ったことがありました。

こんな事があったので、私はビクビク、ハラハラ、オドオドしながらこの件に一生懸命取り組んで来たんです。伝わったでしょうか？

そしてついにこのHIKAKIN事件は終わりを迎えます。

別居してからの事。
夫の家は今住んでいる家から近いので、二時間程息子を預けた事があったんです。
そして二時間経って息子を迎えに行くと、明らかに寝起きの夫が出迎えてくれました。

息子と週に一度しか会えないのに、それでも寝てるのかよ…
そう思いましたが、預かってもらっていたので文句は言えず、息子と帰りました。

その帰り道、息子は「あ～HIKAKINのゲームのYouTubeたくさん見ちゃったなぁ～！」
って言ったんです！！！！

パパはずっと寝てたらしく自分がゆっくり寝たいが為に
二時間も！HIKAKINの！ゲームの！YouTubeを！
見せていたんです！！！

私はもう腹が立って腹が立って、鼻の穴が膨らむのを止められませんでした！
こんなに理不尽で自分勝手で、これを書いてる今も思い出してめっちゃ腹立ちます！
“俺はいいけど私はダメ”のルールです。そんなルール他にも沢山ありますけどね。

このHIKAKIN事件の時はまだ別居を始めたばかりで「本当に離婚してもいいのかどうか、これからゆっくり考えよう」そう考えていたんですけど、何の迷いも無くこの次の日に市役所に離婚届をもらいに行く事が出来ました。こういう事でもないと決心出来なかったと思うので今は有難いと思うことにします。

HIKAKINさんのお陰です！ありがとう！これからも応援しています！頑張ってください！