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モラハラ夫の子育て法2~公園が嫌いになってしまった息子~

忘れられないモラハラ事件簿

うちのモラハラ夫はまだ歩くこともままならない息子の一歳の誕生日にストライダーを買い与えました。そして息子に“ストライダースーパーキッズ”のYouTubeを見せて「こうなれ!」と教え込みました。

もちろん息子は全く理解していません。

息子が歩ける様になって公園に遊びに行けるようになると、夫は「ボールをパパに投げろ!」「ボールをここに蹴れ!」「ストライダーのターンの練習をするぞ!」「早く走る練習するぞ!」「逆上がり出来る様になれ!」と公園で息子相手に部活を始めました。

一歳だった息子はただ、お外を散歩したかった。
二歳だった息子はただ、砂遊び、落ち葉拾い、どんぐり拾いがしたかった。
三歳だった息子はただ、遊具で遊びたかった。
四歳の息子ただふざけて遊びたかった。

でも夫は息子のしたい事どれにも一切興味を持たず、ただスーパーキッズにする為の部活の様な事だけを息子と公園でし続けました。

いつからか息子は「公園やだ。行きたくない」と言うようになり、
そして五歳になった息子は、夫と公園に行くと芝生に座り込んでしまう様になりました。

そんな息子に夫はすごくイライラして、
「息子が公園で遊ばなくなったのはお前のせいだ。お前がもっと楽しそうにしないからだ」と私に言う様になりました。

夫は何故か息子を誰よりも早く自転車が乗れるように、誰よりも早く逆上がりが出来る様にしたがりました。そんな夫の要望とは裏腹に、息子はそんな事一切思っていない様で、夫の部活の練習はちっともはかどりませんでした。息子は毎回泣きながら夫の部活に耐えていました。
私は見るに見かねて「ねぇ、自転車なんていつか必ず乗れる様になるんだし、何も今から自転車乗れなくてもいいじゃん?(三歳になりたての時)」と言ったら

「(息子が)自転車に乗りたいと思わないのはお前のせいだ。もっと楽しそうに教えろ」
とまた言われました。

でもね?
私、夫の圧力があったので自転車練習の時、相当頑張って息子を盛り上げて来たんです!
「すごい!」「もうちょっと!」「頑張れ!」一生懸命笑顔で、何とか息子の心が折れない様に励まして来ました。

でも、足りないと。

息子が自転車乗れないのは私の応援や励ましが足りないからだと。

もっと楽しそうにやれ、そう言われました。
その甲斐あってか、息子は何とか三歳のうちに補助輪無しで自転車に乗れる様になりました。
ホッとしたのもつかの間、今度は逆上がりの練習が始まりました。もちろん息子は逆上がりがしたいなんて1ミリも思っていません。でも夫は鉄棒を買って家の中でも、公園でも、息子に逆上がりを教えました。また泣きながら耐える息子。そしてまた「逆上がり出来なくてもいいじゃん」と私が言うと、またお前のせいだ、と。
そしてまた盛り上げ続ける私。息子のやる気が無いのは私のせいなので、息子のやる気が無いと「ちゃんと練習してよ!」と私までイライラしてしまう様になりました。それがまた嫌でした。結局まだ逆上がりは出来る様になってません。
公園で練習してると必ず、自転車が出来る子、逆上がりが出来る子がチラホラいるんですけど、その子たちを見て息子に「見てみろ!みんな出来てるのに何で出来ないんだ!」と息子とその子達をいつも比べていました。「あの子達、息子よりもっと年上だよ」「比べてどうするの」そう言っても夫の心には届くわけもなく。

そして、自転車の練習と逆上がりの練習と平行してストライダーの練習にも熱心でした。
何度か大会にも出ました。やっぱり大会に出る子供達って凄いんですよ。「絶対負けない!」っていうオーラが全身から滲み出てる。
でもうちの息子は負けず嫌いとは真逆ののんびりタイプでどう考えてもスーパーキッズになる要素なんてないんです。

私はそれも息子の長所と捉えていました。
でも夫にとっては短所の様でした。

「どうやったらあんな子供になれるんだろう」夫はあの負けず嫌いのスーパーキッズを見る度にそう口にする様になりました。

何故、そのままの息子を受け入れないんだろう。
何故、自分の理想に近づけようとするんだろう。
何故、息子の目線に立ってあげられないんだろう。

夫に「小さい時、そんな風に父親にされたら嬉しかったと思う?楽しかったと思う?」そう聞いた事があります。夫は無言でしたが、息子の気持ちを思いやってはいなかったと思います。だって今も変ってないですから。

そんな訳で、私も息子も夫と公園に行くのが嫌なんです。
今は別居しているので息子と二人で公園に行って、私達のペースで遊具で遊んだり、砂場で遊んだり、川で水遊びをしたり、サッカーしたり公園を楽しんでます。

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