義母の話～レベルアップ編～

ちょうど今から9年前に義母の“変レベル”が進化を遂げました。
私の推測では、息子(私の夫)の結婚、義母の母が亡くなったこと、愛猫も同じ時期に亡くなったこと、それから更年期障害も原因の一つではないかと思うのですが、
その時期から
・ご飯を作らない
・家から一歩も出ない
・食べ物の味がしない
・今まで以上に嫌なことを言う
という様な症状が出始めました。そして9年経った今でも基本的に外出はしないしご飯も作っていません。俗に言う“老人の引きこもり”です。

最初は家族全員で心配しました。だって今挙げた症状ってただ事じゃないですよね。
それで、皆で病院に行く様勧めました。

でも、頑なに病院には行きませんでした。今でも行っていません。

365日家にこもって何をしてるかって、
ずーーーーーーーーーーっとテレビ観てるらしいです。

ずーーーーーーーーーーっと。

義父は職業柄、週末だけ家に帰るという生活を夫が生まれた時からしていて、今は毎週末に義母の1週間分の食料を買って、帰る、という生活を繰り返しているそうです。
でも義父は、完全に昔ながらの“家事はいっっっさいしない父親”だったので1週間分の買い物といっても何を買ったらいいのかわからないんですよね。でも義父なりに色々買いだめしてくれているらしいです。

でね？
9年前からお正月に会う度に「味がわからない。何を食べても味がしない」って義母は口を開けば言うんですけど、義父が買ってきた食材はきっちり全部食べてるし、一向に痩せないんです。

でね？
家から一歩も出たがらないのに、
ラーメン食べに行くときはついて来るんですよ。
味がわからないはずなのに。
私の息子が生まれた時も会いに来なかったのに！
しかもね、ラーメン屋さんでしっかり、こってりラーメンとあっさりラーメンどっちにしようか迷ってるんですよ！それで義父に「1個づつ頼んで半分こしよう」って提案してるんですよ！

お正月は毎年夫の意向で3泊くらいするんです。
で、食事のタイミングで必ず
「私、味がわからないからtokoちゃん作って」と言われます。
最初は別に良かったんですけど、息子が赤ちゃんの時とかは流石に疲れました。
それで、手作り料理に飢えている義父は私が作った料理を「うまいうまい！」と言って食べてくれるんですけど、そうすると突然義母が

「レシピ見て作ってるんだから当たり前でしょ！誰でも作れるわよ！」

ってまたまた言い放つんです。

じゃああんたが作りなさいよ。

だから、もう料理に関しては義父の為に作っていた様なものですね。
しかも更に、夫ね、地元の友達と2日間くらい飲みに行っちゃうんですよ。
私と息子を置いて。


でもね、そんなの序章に過ぎません。
悪夢のお正月は始まったばかりです。

まだまだあるお正月エピソードはまた次回書きます。