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義母の話~プレゼント編~

義母のこと

幸い、夫の実家は飛行機か新幹線に乗らないと行けない距離なので、会うとしたらお正月か、親戚の冠婚葬祭くらいです。なので会う機会もあまり無いので新婚の頃の私は頑張ってプレゼントを贈っていました。

何度も言いますが、義母は意地悪な訳でも、性格が悪い訳でもないんです。
ただ、変なんです。

義母の誕生日は春です。
いつも地味な色の服と地味な色のバックを身につけてるイメージだったので、せめてバックくらいは明るい色のがいいよなと思って、春らしい色のバックを送る事にしました。
色は確かオレンジとか黄色とかそんな感じの色だったと思います。
年配の方が持っても変にならないデザインのものを一生懸命選びました。

その年のお正月。
義母に会った時に「お母さん、あのバック使ってますか?」とふと聞いてみたら

「あんな派手な色のバック使うわけないじゃない!」

と言われました。
まぁ、絶句ですよね。
だって、こんな事言う人に会ったことないですから。

次の春が来て、また義母に誕生日プレゼントを贈ろうと思い、
前回の事があったので、学習した私は先にメールを送りました。
私「お誕生日プレゼント、何が欲しいですか?」
義母「カーディガンがいいです」
私「何色のカーディガンがいいですか?」
義母「ベージュがいいです」

よし。”ベージュのカーディガン”だな!
と意気込んで、百貨店に行きバーバリーで3万円もする良いカーディガンを買いました!
こんな良いカーディガン自分にだって母にだって買ったことない…
でも、もう文句は言わせないぞ!という気持ちでした。

そして、バーバリーの3万円のカーディガンは義母のもとに届いたらしくメールが来ました。
そこにはこう書いてありました。

「プレゼント届きました。ありがとう。地味な色のカーディガンですね」

バーバリーでもダメだったみたいです。
そしてたまたま、その直後に義母の親戚の方で不幸があって会う機会があったんですが、
私があげたのではない、黒いカーディガンを着ていました。

このカーディガンを贈ってから9年くらい経ちますが、着ている所を一度も見た事がありません。
もちろんバックを持っているところも一度も見た事がありません。
私も意地になって毎年プレゼントを贈り続けました。
何をあげたら満足するのか、ただ単純に興味があっただけなのかもしれません。
結局喜んでもらえたのは、花柄の湯呑みだけでした。
それから、私も満足してプレゼント贈るのやめました。笑
ただ、喜んで欲しい。ていうのは私のエゴなのかもしれません。
思っていたのと違うリアクションでガッカリするのは私の勝手ですもんね。

最初にも書きましたが、義母のこのリアクションは嫁姑問題な訳じゃないんです!
きっとね、きっと、私の事が嫌いでこういう対応するわけじゃないんです。
誰にでも、いつでも、こうなんです。
なんでもかんでも病気のせいにしたらダメだと思うのですが、
私はアスペルガー症候群を疑っています。
そう思わないと納得がいかないんですよね。

ここから義母が更に進化します。
また書きます。お楽しみに。

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