この世の中に人が命を奪っていい理由など無いと思います。
それは虫でも動物でも人も、自分も、いかなる命もです。
ヒカキンさんが、Youtubeでピーマンに入っていた青虫を飼うことにしたという動画がありまして。
外に放つ事も出来たけど、外に放したら青虫は生きていけないかもしれないから、
ヒカキンさんが羽ばたけるまで飼う事にしたそうです。
すっごく共感したのは
「虫も人と同じ一つの命。
人間からしたら虫とかを殺してしまってもアララって感じだけど
宇宙規模で見た時に、人も虫もそんなに変わらない。
だからどっちの命が大事とかは無い。
そう思った時に、人は環境汚染もするし、それに比べて虫は何も悪いことしてない」
って言ってたんですね。
本当にそう思いました。
でもゴキブリは生かしておけないし、鶏肉も豚肉も牛肉もお魚も美味しく頂きます。
矛盾しているし、結局私も自分の都合の良いようにしてるんですけど、
でも出来る限り殺さなくて済むようにしています。
でもやっぱり追い込まれていると、わかっていても、もう終わらせてしまいたいって思ってしまうんですよね。
私も夫との関係に悩んでいる時「この生活が一生続くなら未来なんかいらない」と思っていたことがありました。
でも、その気持ちに負けずにいられたのは、息子がいたからです。
息子がいるから、強くいたいと思いました。
息子を置いて、どこにも行けないと。
でも、それはすごくギリギリの所で、いつでもあっち側に行こうと思えば行ける。
そんな状態でした。
なので私が「虫も自分の命も奪っていい理由など何もない」と言っていても
きっと真っ暗な世界に行ってしまった人には、そんな言葉届かないんですよね。
でも。
命を奪っていい理由は絶対にないです。
死ぬほど学校が辛いなら行かなくてもいい。
死ぬほど仕事が嫌なら辞めてもいい。
死ぬほど嫌なら逃げ出したって全然いい。
まさに「逃げるは恥だが役に立つ」です。
それが出来たら簡単だよ!って思いますよね。
でも、生きていれば出来ます!
現に私も息子を連れて二人で生きていけるのかと絶望を感じた時もありましたが、
今息子と二人で生きています。
三浦春馬さんが亡くなって、もう毎日毎日、彼のことを考えています。
「なんで、どうして」という言葉しか出てこなくて
彼と交友なんて無かった私でさえ「何か出来る事はなかったんだろうか」と思っています。
「芸能界を辞めて農業をしたい」と言っていたと、報道で見ましたが
すぐには無理でも、決まっている仕事が全て終わったら、農業して欲しかった。
彼は、資金も人脈もたくさんあったでしょうから、
農業をやっても成功したに違いません。
三浦春馬が作った野菜、きっとすぐに完売したと思います。
沢山の人に悲しみと後悔を残して、彼はこの世の中から居なくなって、
それでもいつもと同じ様に世界は回っています。
何事も無かったかのように。
でも何か一つ違えば、違う今があったかもしれない。
そう思うと、時間を巻き戻したい。
きっと沢山、沢山の人がそう思っていると思います。
彼の死を無駄にしないように、これから自分が出来る事は、
苦しんでいる人の逃げ道を作ってあげることかなと思いました。
あとは、彼の事を忘れない様に、彼の作品をずっと見続けようと思いました。
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